■定番問題(6)
「色再現域」解答
【正解】
Japan Color、sRGB、Adobe RGBの各色再現域の特徴を問う問題。
- (1)Adobe RGBが広い
グラフ1の図を見ると、Adobe RGBの方がsRGBより色域が広いことがわかります。 - (3)どちらが広いとは言えない
グラフ1の図を見ると、sRGBで再現できて、Japan Colorでは再現できない色があることや、逆にJapan Colorで再現できて、sRGBでは再現できない色があることがわかります。よって、一概にどちらが広いとは言えません。 - (3)明部から暗部まで広範囲
グラフ2の図を見ると、sRGBの色域より広いJapan ColorのCyan(-b側のエリア)とYellow(+b側のエリア)部分は、立体的に見て、明部から暗部までに渡っています。 - (3)ほぼ等しい
赤色は、xy色度図(グラフ1)の右下部になります。
Japan Color、sRGB、Adobe RGBの各色再現域は、大きな違いは出ていません。 - (1)緑色
緑色は、xy色度図(グラフ1)の上部になります。
Adobe RGBのみ突出して再現域の広い部分が緑色です。
【問題を解くための知識】
まず、今回提示されている色再現域は、Japan Color/sRGB/AdobeRGBの3つです。これらの役割と意味合いを整理しておきましょう。
JapanColorとは、ISO/TC130 国内委員会が策定した、印刷に関する標準色です。
ISO12642 パターン(928 色)の測色値をデータで示しており、印刷条件は商業オフセット印刷に関する国際規格ISO12647-2 の標準条件をもとに、日本国内で普通に使われているインキ、 印刷用紙を使っています。従来のJapan Color 97では、アート紙のみだったのに対し、Japan Color 2001 では4種類の用紙(アート・マットコート・コート・上質紙)について決められています。
◆JapanColor準拠のプロファイルは、下記サイトからダウンロードできます。
また、このサイトでは、個々のプロファイルに関する説明も明示されていますので、参考にしてください。
http://www.adobe.co.jp/support/downloads/1331.html(Mac)
http://www.adobe.co.jp/support/downloads/1330.html(Win)
補足
日本の印刷標準としては、JapanColorがありますが、米国ではSWOPが、ヨーロッパではユーロスタンダードが印刷標準として規格化されています。
◆JAGAT関連コラム
http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?StoryID=9329
http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?StoryID=9614
【用語】
DTP用語の追加項目ページ【印刷標準色】
http://user.parknet.co.jp/rise_94/tuika.htm
IT用語辞典e-Words【sRGB】
http://e-words.jp/w/srgb.html
RBBToday【AdobeRGB】
http://dictionary.rbbtoday.com/Details/term3357.html
◆その他参考サイト
三菱製紙サイト(カラーマネジメント)
http://web.infoweb.ne.jp/mpm/inkjet/japanese/proof/proof_3_1.html
Mac OS Xでは、「ColorSyncユーティリティ」というソフトウェアがあり、各プロファイルの色域を3Dプロット図で確認することができます。
(ColorSync01〜03.pct)