第34期DTPエキスパート課題制作に取り組んでいる方々、お疲れ様です。
現在、私自身は、提出用課題を制作する方々の作品や指示書を添削する日々が続いています。
そんな中で、Illustratorで作品を制作する方の手法について、気になっていたことをトピックとして取り上げたいと思います。
ご紹介するのは、フチ文字やグラデーション塗り、ドロップシャドウなどの効果を使った文字指定の方法です。
現在、私自身は、提出用課題を制作する方々の作品や指示書を添削する日々が続いています。
そんな中で、Illustratorで作品を制作する方の手法について、気になっていたことをトピックとして取り上げたいと思います。
ご紹介するのは、フチ文字やグラデーション塗り、ドロップシャドウなどの効果を使った文字指定の方法です。
Illustratorでは、バージョン9.0から透明機能が追加され、アピアランスパレットというのが増えました。
課題Bの地図内の文字が見づらい場合、白フチ文字にするように推奨しているのですが、この方法において、バージョン8.0までの手法を使う方が多数いらっしゃいます。
バージョン8.0までの手法とは、「文字を背面へ複製して線指定をする」という方法ですが、この場合、オブジェクトとしては、2つになるため、その後グループ化して処理します。
この方法は、誤りではないのですが、「標準化と効率化」を考慮した場合、アピアランスを利用した方が適しているように思いますので、ご紹介します。
例:フチ文字


その後、次の要領で、グラフィックスタイルに登録します。
この方法によって、文字に対する「グラフィックスタイル」を利用した「標準化と効率化」が図れます。
タイトルなどで、グラデーション塗りや効果(ドロップシャドウや光彩等)を使う場合にも、このアピアランスパレットやグラフィックスタイルが活用できます。
従来の手法で、グラデーション塗りをする場合、「アウトライン化しなければできない」という印象をお持ちの方もいらっしゃいますが、上記方法と同じように、文字に対する塗りと線を「なし」にして、アピアランスパレットで、塗りを追加して指定すれば、可能です。
参考までに、下図にグラデーション塗り・ドロップシャドウを適用した文字とパレットをご紹介します。




これらの方法のメリットとして、次の点が考えられます。
制作指示書における「標準化と効率化」
制作指示書における「標準化と効率化」という記述については、初めて取り組む方の場合、「ここには何を書けばいいの?」という疑問が多数寄せられます。
「標準化と効率化」の項では、「誰がこの作品を作っても、同じ品質で仕上げられるように...間違いを起こさないように...効率的に処理できるように...という観点で、どのような方法で処理するのか」ということを記述します。
たとえば、IllustratorでもInDesignでもQuarkXPressでも活用できるのは、「テンプレート」機能でしょう。
「テンプレート」って何?という方は、実際に試してみると良いでしょう。
ベースとなるレイアウト作品を仕上げた後、シリーズ共通のアイテム(オブジェクト)のみのデータにして、ファイル保存時に、ファイル形式として「テンプレート」を選択して保存してみてください。
このファイルは、次回以降開いた際に、新規ドキュメントと同じように「名称未設定」「ドキュメント1」などのファイル名になりますが、シリーズ共通のアイテムは用意された状態で開きます。
白紙の状態から作品を作るのは大変ですが、予めシリーズ共通のパーツ(トンボ・ガイド・フレーム等)やスウォッチ、グラフィックスタイル、文字・段落スタイルが含まれたファイルが用意されていれば、別のシリーズデータが支給された際には、データの配置から仕事が始められます。
テンプレートに予め登録されているスウォッチやスタイルを利用すれば、同じ指定を容易に設定することができますので、間違いも少なく、作業工数も少なく処理できます。つまり、誰がやっても同じように(=標準化)でき、効率的に処理することができるわけです。
Illustratorを使用して、課題Bに取り組んでいる方は、ぜひ、アピアランスパレットの使い方やグラフィックスタイルの登録などの機能を活用してみていただくことをお勧めします。
ちなみに、InDesignの場合には、「オブジェクトスタイル」という機能で同様のことができますので、お試しください。
今回は、課題Bの作品制作において、Illustratorを使っている方に向けたTipsでした。
尚、実務上、従来の手法でのフチ文字指定をしていること自体は、間違いというわけではありませんので、ご了承ください。
課題Bの地図内の文字が見づらい場合、白フチ文字にするように推奨しているのですが、この方法において、バージョン8.0までの手法を使う方が多数いらっしゃいます。
バージョン8.0までの手法とは、「文字を背面へ複製して線指定をする」という方法ですが、この場合、オブジェクトとしては、2つになるため、その後グループ化して処理します。
この方法は、誤りではないのですが、「標準化と効率化」を考慮した場合、アピアランスを利用した方が適しているように思いますので、ご紹介します。
例:フチ文字
- フチ文字にする文字を【選択ツール】で選択
- 塗り=なし、線=なしに設定する
- アピアランスパレットのパレットメニューから、【新規塗りを追加】を選択
- アピアランスパレット内の塗り、線をクリックして、色を指定する
- アピアランスパレット内の【線】の項目を【文字】の項目の下にドラッグする
その後、次の要領で、グラフィックスタイルに登録します。
- 上記アピアランスを指定した文字を選択ツールで選択
- グラフィックスタイルパレットのパレットメニューから【新規グラフィックスタイル】を選択
この方法によって、文字に対する「グラフィックスタイル」を利用した「標準化と効率化」が図れます。
タイトルなどで、グラデーション塗りや効果(ドロップシャドウや光彩等)を使う場合にも、このアピアランスパレットやグラフィックスタイルが活用できます。
従来の手法で、グラデーション塗りをする場合、「アウトライン化しなければできない」という印象をお持ちの方もいらっしゃいますが、上記方法と同じように、文字に対する塗りと線を「なし」にして、アピアランスパレットで、塗りを追加して指定すれば、可能です。
参考までに、下図にグラデーション塗り・ドロップシャドウを適用した文字とパレットをご紹介します。
これらの方法のメリットとして、次の点が考えられます。
- 文字修正が容易である
- グラフィックスタイルに登録して、他部分への適用が容易である
- 登録したグラフィックスタイルを変更して、一括変更が可能である
- 課題においては、制作指示書の「標準化と効率化」に記述することができる
制作指示書における「標準化と効率化」
制作指示書における「標準化と効率化」という記述については、初めて取り組む方の場合、「ここには何を書けばいいの?」という疑問が多数寄せられます。
「標準化と効率化」の項では、「誰がこの作品を作っても、同じ品質で仕上げられるように...間違いを起こさないように...効率的に処理できるように...という観点で、どのような方法で処理するのか」ということを記述します。
たとえば、IllustratorでもInDesignでもQuarkXPressでも活用できるのは、「テンプレート」機能でしょう。
「テンプレート」って何?という方は、実際に試してみると良いでしょう。
ベースとなるレイアウト作品を仕上げた後、シリーズ共通のアイテム(オブジェクト)のみのデータにして、ファイル保存時に、ファイル形式として「テンプレート」を選択して保存してみてください。
このファイルは、次回以降開いた際に、新規ドキュメントと同じように「名称未設定」「ドキュメント1」などのファイル名になりますが、シリーズ共通のアイテムは用意された状態で開きます。
白紙の状態から作品を作るのは大変ですが、予めシリーズ共通のパーツ(トンボ・ガイド・フレーム等)やスウォッチ、グラフィックスタイル、文字・段落スタイルが含まれたファイルが用意されていれば、別のシリーズデータが支給された際には、データの配置から仕事が始められます。
テンプレートに予め登録されているスウォッチやスタイルを利用すれば、同じ指定を容易に設定することができますので、間違いも少なく、作業工数も少なく処理できます。つまり、誰がやっても同じように(=標準化)でき、効率的に処理することができるわけです。
Illustratorを使用して、課題Bに取り組んでいる方は、ぜひ、アピアランスパレットの使い方やグラフィックスタイルの登録などの機能を活用してみていただくことをお勧めします。
ちなみに、InDesignの場合には、「オブジェクトスタイル」という機能で同様のことができますので、お試しください。
今回は、課題Bの作品制作において、Illustratorを使っている方に向けたTipsでした。
尚、実務上、従来の手法でのフチ文字指定をしていること自体は、間違いというわけではありませんので、ご了承ください。

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