計算問題突破のための、解説第2弾は、「DTP組版設計」です。
DTP組版設計(第29・34期公開模試出題)
上製本の書籍組版の例から、「行長・版面サイズを求める」問題。
前回の「見出しと行取り」同様、現在ではアプリケーション側で計算してくれるので、実際に計算することは、ほとんどないのですが、基本的な考え方を問うために存在する問題なのでしょう。
【与えられた数値】
・A5判180ページ程度、左開き、かがり上製本、2色刷
・本文10.5pt/0.5ptツメ、行送り18pt、33字×27行、1段組
【計算方法:行長】
行長は、「文字サイズ×行内文字数」で求められます。今回の場合、文字ツメが0.5ptありますので、これを考慮して、(10.5ptー0.5pt)の文字サイズとして計算します。
文字ツメは、横組みでは、左側の文字に対して0.5pt食い込むイメージです。行末の文字に対しては、ツメが行われないため、行内文字数では、(33ー1)とし、行末の1文字分の10.5ptを+(プラス)します。
【計算方法:版面サイズ】
版面とは、ページ内の余白を除いた文字組エリアを指します。下図では、グレーになっている部分です。
版面の横幅にあたる行長は、先の計算で割り出せますので、行方向の計算を考えてみましょう。
行送り18ptは、DTP組版では、ベースラインからベースラインまでと考えます。この行送り分は、先頭行を除く(27-1)行分に対して適用されますので、計算式としては、
18pt×(27-1)+10.5ptとします。先ほどの行長と同じように、先頭行分の文字サイズを最後に加算します。
このようなイメージで、版面サイズを計算すると、次のようになります。
①組方向版面(行長)=(10.5ー0.5)×(33ー1)+10.5=330.5(pt)
②行方向版面=18×(27ー1)+10.5=478.5(pt)
③pt→mm換算(1pt=0.35mmで計算)
①×0.35=115.675(mm)
②×0.35=167.475(mm)
この計算から、選択肢を選ぶと、「約169×117mm」が最も近い数値となります。
この考え方は、他の組版問題でも利用できますので、覚えておきましょう。

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