【正解】
[3]:(2)版面 [4]:(3)していることは稀 [5]:(3)一番狭く
問題文中の用語で、版型と版面という言葉が出てきますが、それぞれの用語を整理しておきましょうね。 「判型(はんがた・はんけい)」とは、印刷物の最終仕上げ寸法のことを指します。また、「版面(はんづら・はんめん)」は、印刷用紙の余白を除いたエリアを指します。つまり、書籍ならば、文字組みが占有する部分ということですね。というわけで、[3]は、版面が正解です。
また、書籍を見開きの状態で見た場合、1ページに対して版面が中央ということはありえません。というのも、次の設問でマージン(余白)の取り方についての文章を最後まで読むとわかるのですが、ノド<天<小口<地という順に大きくなると記述されていますね。
マージン各部の名称は、版面の周辺の上部が「天(てん)」、下部が「地(ち)」、製本によって綴じているところまでが「ノド」、書籍を開く部分(仕上げ断裁される部分)が「小口(こぐち)」と呼ばれています。これらの余白のとり方では、いろいろな説があります。一般には、ノドより小口を大きく取り、天より地を大きく取ります。これは、ノドを小さく取ることによって、見開きページ全体を一体化して見るための視覚効果を作るためであり、地を大きく取ることによって版面が高い位置にきて安定感が生まれるからである、と考えられているからです。
また、マージンの取り方の定則として、ウィリアム・モリスという人の説があります。これは、問題文中にもあるように、ノドが一番狭く、時計回りに1.2倍ずつ大きくしていくというものです。これらを総合して判断すれば、[5]はノドが一番狭く、というのが正解ですよね。
このような考え方を元にして、レイアウトデザイン時の版面設計を行うとよいでしょう。実際の設計時には、左右の版面が、見開きにしたページの中心の天に向かって近づくように設計されることが多いそうです(図参照)。このほか、版面率には、先の説明に出てきた黄金比や白銀比を利用する場合もあります。仕上がりサイズに対して何パーセントの版面比率にするかということを検討し、さらにその比率を「5:7(白銀比)」や「5:8(黄金比)」で計算するわけです。


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