2006年1月アーカイブ

新年が明けて、もう1ヶ月。月日が経つのが早いと感じるのは、年末と年初めみたいです。
ブログへの原稿もすっかりご無沙汰してしまいました。ごめんなさい。

今月の影山は、毎週末認定校のセミナーを担当しつつ、そのほか、定例セミナーの実施および準備に明け暮れて、あっという間に1ヶ月が経ってしまいました。

来週は、PAGE2006が池袋でありますが、2月3日(金)に13:30〜と15:30〜JAGATのDTPエキスパートコーナーでワンポイント講座を担当いたします。
当日、PAGE2006に足を運ばれる方は、お時間がありましたら、ご参加くださいね。

DTP&スーパーしくみ事典2006年度版

認定校の教材として利用したのが数年前でしたが、年々パワーアップして、印刷業界の動きもわかる、とてもよい教材・資料集として利用しています。

2006年度版の内容で良かったのは、第14章の「環境移行のポイントと互換性」です。実務者にとっては、これからMac OS X環境に移行する際の注意事項がソフトのバージョンやフォント環境ごとに整理されていますので、とっても役に立つと思います。

もちろん、DTPエキスパート認証試験受験者の方にとっても、リアルなイラストと共にコンピュータのハードウェアを理解できるので、お勧めの書籍と言えるでしょう。

これも実務者向けかもしれませんが、前回受験者からの情報ですと、「DTPトラブル」というタイトルの新規系の問題(過去の模試問題にはなかった)があったようです。
ざっくりと目を通しましたが、出力関連のトラブルの原因やフォント・ソフト・入稿に関しての情報が得られる書籍としてお勧めできると思いました。
私自身も昨年、DTPトラブル関連の書籍を出させていただきましたが、現場でのトラブルは、ソフトやフォントの多様化に伴って、どんどん新たな問題が発生していますので、最新情報を整理しておきたい方は、ご確認ください。

DTPトラブル解決マニュアル―アプリケーションのトラブルから出力エラーまで
477751188XProfessional DTP編集部

工学社 2006-01
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【正解】 [8]:(1)異体字 [9]:(3)楷書 [10]:(1)古字 [11]:(2)別体字 [12]:(4)俗字

【正解】 [4]:(2)康煕字典 [5]:(2)国字

【正解】 [6]:(1)部首 [7]:(1)Unicode

■漢字の分類 【正解】 [1]:(3)常用漢字表 [2]:(2)2000 [3]:(1)旧字体

私自身はじめてこの設問に取り組んだとき、読めない漢字がずいぶんありました。

【正解】
[5]:(2)字体
[6]:(1)正字体
[7]:(3)新字体

この設問では、異体字の定義と、日本の漢字の拠りどころとして存在する「康煕字典(こうきじてん)」に収録されている文字と常用漢字についての名称を問う問題となっています。

次の文の[ ]の中の正しいものを選びなさい。

日本で新字体というのは[1 : (1)教育漢字 (2)人名漢字 (3)常用漢字表]などによって改められた約[2 : (1)1000 (2)2000 (3)3000]字で,それ以前の字形の異なった漢字は[3 : (1)旧字体 (2)別体 (3)俗字]という。常用漢字以外の漢字(制限漢字)で,通用の字形が2種類以上あるときは,正字とするのは[4 : (1)説文解字 (2)康煕字典 (3)大漢和辞典]にある形である。日本で生まれた[5 : (1)和字 (2)国字 (3)邦字]などは,その文字の成り立ちから考えて正しい字形が親字として漢和辞典に掲載される。 漢和辞典での文字の並びは[6 : (1)部首 (2)筆順]によって分類し,画数順に配列する。

[7 : (1)Unicode (2)JIS第1水準 (3)国語辞典]もこれに準じている。 親字に対して,一般に通用している異形の同音同義の文字の総称を[8 : (1)異体字 (2)俗字 (3)譌字]という。従来正字形として承認されているもの,またはその成り立ちから考えて正字形とすべきものを本字という。中国古代の周金文,「説文解字」所載の古文,籀文・大篆などは[9 : (1)明朝 (2)活字 (3)楷書]の成立以前の漢字形であり,それらを[10 : (1)古字 (2)別体字 (3)誤字 (4)俗字]という。 成り立ちは異なると考えられるが,同音同義の字とすべきものを[11 : (1)古字 (2)別体字 (3)誤字 (4)俗字]という。本字が崩れた形で通用しているものが[12 : (1)古字 (2)別体字 (3)誤字 (4)俗字]である。

第22期公開模擬試験「問6 文字の同異」から抜粋

【正解】
[1]:(4)骨格
[2]:(1)視覚化される形状
[3]:(2)文字セットの筆画デザインポリシー
[4]:(2)ファミリ
図版「字体字形.ai」「フォントファミリ.ai」

Adobe Systems社とMicrosoft社が共同開発したアウトラインフォント形式。

OpenTypeの特徴のひとつとして、文字コードにUnicodeを採用し、異体字や記号などの文字種が大幅に拡張された点が挙げられます。
Unicodeは、1993年に、ISOで標準化された文字コードで、世界の主要な言語のほとんどの文字を収録しています。

OpenType、Unicode共に、コンピュータ環境の設問でも取り上げられます。

過去の公開模擬試験問題の中から定番問題や目新しい問題を抜粋して解説をお届けします。

次の文の[ ]の中の正しいものを選びなさい。

文書データを異なるコンピュータ環境で開いたとき,システムに問題はなくとも,「字体」「字形」「書体」などの考え方が異なるために文字が一致しないことがある。

ある文字が明朝であってもゴシックであっても,形の抽象的な概念である[1 : (1)フォント (2)筆順 (3)エレメント (4)骨格]は本来同じもので,それを「字体」という。
しかしある文字の明朝とゴシックでは,[2 : (1)視覚化される形状 (2)筆画の組合せによる骨格 (3)同一の概念を有する文字 (4)字体]は異なる。
明朝やゴシックという差は「書体」の違いである。「書体」は[3 : (1)視覚化される形状 (2)文字セットの筆画デザインポリシー (3)同一の概念を有する文字 (4)筆画の組合せによる骨格]である。太さなどのバリエーションは同じ[4 : (1)クラス (2)ファミリ (3)グループ (4)異体字]として考える。

異体字とは,基本的には[5 : (1)書体 (2)字体 (3)字形 (4)字義]に差のある文字をいう。康煕字典に記載されている「澤,國,學」を,一般に[6 : (1)正字体 (2)俗字体 (3)新字体 (4)古字体]といい,日本の当用漢字/常用漢字が示す「沢,国,学」は[7 : (1)正字体 (2)俗字体 (3)新字体 (4)旧字体]という。両字体の間には中間的な略字が多くあり,JIS の規格票の新旧の違いやフォントのバージョンによって形の差がある。あらかじめ字体/字形の再現にどのような要求があるのかを知っておくことが重要である。

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第24期公開模擬試験「問2 文字の同異」から抜粋

【正解】
[4]:(2)淡いクリームがかった
[5]:(3)裏ヌケ

書籍の本文は、読み物として目に優しい色目の用紙が好まれます。身近な書籍を見回してみると、文字中心の書籍ほど、淡いクリームがかった用紙が使われていることに気づくはずです。このような用紙は、印刷工程で発生するトラブルのひとつである「裏ヌケ(インキが用紙の裏に染み出てしまう現象)」を目立たなくする効果もあります。

【正解】
[3]:(2)35〜57.5kg

用紙の厚さの単位として、「連量(れんりょう)」があります。
連(れん)とは、紙の取引上の一単位で、全判用紙1000枚を一連とします。板紙(いたがみ)では、100枚を一連と言います。一般に、紙見本帳では、四六全判の用紙(1091mm×788mm)1000枚の重量をkgで表わしています。
この数値が大きければ厚い紙となるわけです。

【正解】

[1]:(2)16
[2]:(3)4

A全とは、印刷機に使われるA判の原紙のことです。A列本判とも呼ばれ、サイズは、880mm×625mmです。また、B全は、B列本判とも呼ばれ、サイズは1085mm×765mmです。

この印刷用紙に、仕上がりサイズA5版の書籍の本文ページを面付けする場合、片面に何ページ印刷できるのかという点と、ページ面付け後、印刷した用紙を何回折って折丁を作るのかという点を答えます。

過去の公開模擬試験問題の中から定番問題や目新しい問題を抜粋して、解説をお届けします。

次の文の[ ]の中の正しいものを選びなさい。

A 全の印刷用紙片面にA5 判のページは[1 : (1)8 (2)16 (3)32 (4)64]ページ面付けできる。このようにして印刷し,印刷後に折りを[2 : (1)2 (2)3 (3)4 (4)5]回行ってA5 判の製本作業が始まる。ページ物印刷物は用紙どりからキリのいい複数ページを単位として設計される。さらに判型とともに厚さ(束)を考慮して用紙の選択および製本の検討をする。上質紙の本文用紙はA 判ならば[3 : (1)26.5〜35kg (2)35〜57.5kg (3)57.5〜70.5kg]ぐらいのものが使われる。書籍で好まれる紙質は[4 : (1)純白の (2)淡いクリームがかった (3)蛍光が入った]上質紙で,これは印刷の[5 : (1)素ヌケ (2)裏つき (3)裏ヌケ]が目立たない。上質紙より少し白色度が落ちる値段の安い中質紙を使う場合もある。

第24期公開模擬試験(2005年7月実施)「問1 ページ物印刷仕様の設計」から抜粋

試験問題中の記述内容を理解するためには、印刷に関する諸々のことを知る必要があります。これらの知識は、実際に印刷業界にお勤めの方の場合は、現場での仕事の中から習得できますが、それ以外の方の場合、書籍・サイトからの情報収集となりますよね。

印刷業界にお勤めの方でも、分野(部門)が違うと、案外知らないこともあるんですよ。
たとえば、印刷工程には詳しくとも「デザイン・制作のことはよくわからない」という方や、日頃Illustratorは使っているけれど、Photoshopなどで扱う「画像処理についてはよくわからない」、「文字組版のことは、苦手なんだ」というデザイナーの方もいらっしゃいます。

そこで、DTPエキスパート認証試験受験のための情報収集サイトをご案内させていただきますね。

DTP玉手箱(組版・印刷・製本関連)
http://www.print-better.ne.jp/story_memo_view.asp?StoryID=1476

印刷技術情報(印刷工程)
http://www.print-better.ne.jp/tech/

ナンデモQ&A(印刷業界の用語ほか)
http://www.print-better.ne.jp/qa/

印刷のツボ(本の製作工程関連)
http://www.print-better.ne.jp/tubo/

紙の豆知識
http://www5b.biglobe.ne.jp/~donbey/kamihyousi.htm

知識の泉(用紙関連)
http://www.daio-paper.co.jp/shuppan/knowledge/knowledge_1.html

色の基礎知識
http://www.colordream.net/howto.htm

色のはなし
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Spotlight/1594/color/color.html

カラーマネージメント情報室
http://www.digitalimage.jp/CMI/

JAGATの下記サイトで、お試し模擬テストが公開されています。
過去の模擬試験から抜粋された比較的定番の問題が揃っています。まだお手元に模擬試験問題がない方や、どんな問題が出題されるのだろう…とお考えの方は、一度確認しておくとよいでしょう。

JAGATお試し模擬テスト
http://www.jagat.or.jp/expert/ISIZmosi.html

第25期DTPエキスパート認証試験直前模擬試験が2月11日(土)に実施されます。
東京・大阪会場のみで、各会場とも定員80名です。
この模擬試験に出題される問題の多くは、本試験でも出題される可能性の高いものです。
第25期(3月12日)を受験される方は、ぜひ申し込んでみてください。

JAGAT第25期DTPエキスパート認証試験直前模擬試験のご案内
http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?StoryID=3052<

新しい年の幕開けですね。新たな気持ちで、受験準備をしている方もいると思います。

25期受験する方は、試験日まで3ヶ月足らずとなりましたが、受験勉強は進んでいますか?
まずは、受験生の心得として、くれぐれも風邪や怪我に気をつけて、身体を大切にしてくださいね。